2016年03月02日

56回目

今年一番の寒波が日本列島を覆っています。今朝も大阪の最低気温がマイナス

になるほどです。長崎では49年ぶりに積雪の記録更新だとのこと。寒波は奄美

諸島まで南下しており、沖縄でも本州並みの真冬らしい。やっと冬がやってき

たという感じ。

 新年度になって株価の下落が激しい。原因が原油安や中国経済の減速など色

々と述べられている。それもどれもがきっと正しいのだろうけれど、万事塞翁

が馬などと言って知ったかぶりをしても仕様がないし、先のことは全く分から

ない。いつの時代でもそうだ。

 56回目の年を迎えます。別にこれと言って感慨があるわけじゃない。歳くっ

たなあ、と思うのは何かの書類の年齢欄に数字を書くときだけ。56歳って結構

な年齢だな、と思うのは子供が大きくなってきたから。子供が大きくなってき

たからトコロテンのように押し出されて自分が年を食っていくのか、自分が年

を食っていくからそれに引っ張られて子供が大きくなるのか、意味のないこと

を考えるけれど・・・末の子供は高校生になっているし、娘の友達からは結構

式の招待状が娘に来るし、長男の友達からは就職が決定した連絡があった。同

窓会では‘来年のこの会には参加できない奴が出てくるかもしれない’という

ような締めの言葉で、声高に叫んでいる奴の頭は真っ白だ。その隣の男っぷり

が素晴らしかった陸上部の主将も今では、髪の毛を1本1本大事にしなくてはい

けなくなり、お腹がつっかえて座っている椅子を前に出すことも一苦労なよう

で・・・片や自分は酒がめっきり弱くなっていることを自分にいい気かせなが

らコップの酒をちびりちびりと飲んでいる。

 56回目を迎えてもまだまだまだまだ頑張らないといけないことは明白で、ま

た頑張れる内容を設定できることに感謝をして、自分の未熟で非力を何とかう

まくやり過ごしていくしか生きていく道はないわけです。自分一人では何もで

きないことの理解がようやく、寒波がもたらす憎たらしいくらいにどんよりと

した灰色の冬雲のようにどっかと自分の中に居座っている。いつかこの雲が晴

れて冬の晴天が来るかと期待しているのだが、残念ながらその気配は一向にな

い。仕方なくいつまでも知れず付き合っていくしかないと自分に言い聞かせる

だけ。

 ・・・54回目も過ぎて、55回目も過ぎて、56回目を迎える。ただただ周りに

感謝して体の健康に気遣いながら、足元にこぼしていくものを極力少なくする

ように警戒しながら地平の向こうの春の光を目指すしかない・・か。
posted by P.S.コンサルティング at 08:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記