今日、12月28日金曜日。例年では仕事納めは29日だけ
れど、今年は29日が土曜日で休みになるので、今日
が最後。今年も1年の仕事が終わります。仕事納め
に大掃除をするところが殆どだ。私は生来、元来、
ずぼらなので大掃除はしない。奥さんが一生懸命
にしてくれて、私のお尻を叩くので、身の回りを
軽く整理(要らないものを捨てる)するだけ。
それだけでも自分では大きな掃除をした感覚に陥り、気
分がすっきりとする。掃除は気分を良くするものだと何
度も何度も改めて感じる。
先ほど今年初めての雪が大阪堺市でも舞った。ほんの
一瞬。それこそ息を止めていた間だけだったのだが。一
瞬だけ姿を現して、そして逃げて行った。夢のシーンの
ような演出だった。雪は季節の印字のようで、何か一瞬
気持ちを支配されたような感じになり、空を見上げてし
まう。青空の中の離れ小島のような雲からそれは舞って
降りてきた。春の日差しに目覚まされ、夏の雨に涼を取
り、秋の風に身支度を唆され、冬の雪に静かに従う。枕
草子ではないけれど、自分にはそんな一年がまた終了し
たように思える。
今年の仕事のことを思い返せば、今年は事業の範囲を
広げた。広げたと言っても、中小企業診断士の業務範囲
の中のものだ。その範囲の中のものに資源(資源と言っ
ても時間だけ)を注力しただけである。今までは人材
育成、組織開発を主としていたのを、それに財務範囲を
加えた。銀行の融資を実現する活動を始めた。なので、
今は名刺を二つ持っている。ある時は従来の名刺で、
ある時は銀行融資実現の名刺で。必要な時はその二つの
名刺を同時に配っている。診断士の中でも銀行融資を主
としているのは銀行出身の人が多いのだが、それに準じ
ようというのだ。融資は資金繰りの改善にもなるし、事
業再生、企業再生にもつながる。これは始まったばかり
で、山を登って行くのはこれからだ。長い登り道が続く
だろう。
仕事納めの日、安どのため息をつくことができ、来年
への期待と不安を持つことができる。有難き、感謝である。
2018年12月28日
2018年12月25日
今年のクリスマス
12月25日、今年のクリスマスも終わった、という気分だが、実は今日が
本当のクリスマス。日本では、クリスマスはサンタクロースのイベントと
して賑わいがあるようで、クリスマスイブでクリスマスを楽しみ、クリス
マス当日に25日は、もうクリスマスが終了した、と感じる人が殆どではな
いのか。
さすがにクリスマスは楽しいイベントなので、マスコミ各社も楽しい文
章を載せる。その中にサンタクロースの情報収集力についてのコメントが
あった。クリスマス前に情報の在り方についてアメリカ、カナダ、中国が
大きなニュースを報じた。情報収集をするその道具についてのやり取りだ
が、その顛末もクリスマスでは少し沈静。情報収集では映画でもよく知ら
れているが、民主主義の母国のM、新大陸のC、旧体制のK、世界の中心
を意味する地域の情報部などが有名か。その中でもローマにある宗教国家
がその情報収集体制では抜きんでているらしい(コミックより)それらの
情報機関よりサンタクロースの情報収集力はどうだろう。
今朝、私は娘の「サンタが来てた」という声でさました。「どうしてサ
ンタは私が欲しいものを知っているのだろう」と。不思議がっていた。私
の横で妻がようやく目をこすりながら「そうなん?」と答えていた。奥さ
んは少々寝不足だ。理由は子供たちが寝静まるまで起きていたからだが。
ほほえましい紙面では、サンタクロースには配下のスパイが全世界に散
らばっていて、それも数えきれないほどのスパイが、子供たちの情報を正
確にサンタクロースに伝えているそうだ。その収集力はきっとどこの情報
機関よりも図抜けているに違いない。その結果が娘の言葉になっている。
(といってもうちの娘は成人をとうに越している)
話は変わって、クリスマス連休となった初日の23日は日本では天皇誕
生日である。今年の天皇誕生日は、天皇が退位を表明したことで、天皇
としての最後の誕生日である。最後の平成時代と言う事もあってか、例
年以上に天皇に関するニュースが多く流れた。沢山の人が参賀する様子
を報道し、穏やかな表情で天皇は手を振っていた。天皇の存在に関して
は様々な意見が存在するが、それらの暗い気分を一掃する笑顔である。
さらに多くの人を感動させたのは、その声明である。自分の考えをまと
め、自分の文字で綴り、自分の声で発した。自分が考え、まとめ、文字
にし、発表することが最大に人を感動させることだという事を改めて感
じた人も大勢いたに違いない。他人の言葉で、紙に目を伏せながら、ど
こを見ているのかわからないままに読み上げ、実行しない言葉でまとめ
あげられた声明とは雲泥以上の差がある。
最後に今日25日は母の誕生日である。卒寿を後にしている。いつまでも恙
なくあることを願ってやまない。
本当のクリスマス。日本では、クリスマスはサンタクロースのイベントと
して賑わいがあるようで、クリスマスイブでクリスマスを楽しみ、クリス
マス当日に25日は、もうクリスマスが終了した、と感じる人が殆どではな
いのか。
さすがにクリスマスは楽しいイベントなので、マスコミ各社も楽しい文
章を載せる。その中にサンタクロースの情報収集力についてのコメントが
あった。クリスマス前に情報の在り方についてアメリカ、カナダ、中国が
大きなニュースを報じた。情報収集をするその道具についてのやり取りだ
が、その顛末もクリスマスでは少し沈静。情報収集では映画でもよく知ら
れているが、民主主義の母国のM、新大陸のC、旧体制のK、世界の中心
を意味する地域の情報部などが有名か。その中でもローマにある宗教国家
がその情報収集体制では抜きんでているらしい(コミックより)それらの
情報機関よりサンタクロースの情報収集力はどうだろう。
今朝、私は娘の「サンタが来てた」という声でさました。「どうしてサ
ンタは私が欲しいものを知っているのだろう」と。不思議がっていた。私
の横で妻がようやく目をこすりながら「そうなん?」と答えていた。奥さ
んは少々寝不足だ。理由は子供たちが寝静まるまで起きていたからだが。
ほほえましい紙面では、サンタクロースには配下のスパイが全世界に散
らばっていて、それも数えきれないほどのスパイが、子供たちの情報を正
確にサンタクロースに伝えているそうだ。その収集力はきっとどこの情報
機関よりも図抜けているに違いない。その結果が娘の言葉になっている。
(といってもうちの娘は成人をとうに越している)
話は変わって、クリスマス連休となった初日の23日は日本では天皇誕
生日である。今年の天皇誕生日は、天皇が退位を表明したことで、天皇
としての最後の誕生日である。最後の平成時代と言う事もあってか、例
年以上に天皇に関するニュースが多く流れた。沢山の人が参賀する様子
を報道し、穏やかな表情で天皇は手を振っていた。天皇の存在に関して
は様々な意見が存在するが、それらの暗い気分を一掃する笑顔である。
さらに多くの人を感動させたのは、その声明である。自分の考えをまと
め、自分の文字で綴り、自分の声で発した。自分が考え、まとめ、文字
にし、発表することが最大に人を感動させることだという事を改めて感
じた人も大勢いたに違いない。他人の言葉で、紙に目を伏せながら、ど
こを見ているのかわからないままに読み上げ、実行しない言葉でまとめ
あげられた声明とは雲泥以上の差がある。
最後に今日25日は母の誕生日である。卒寿を後にしている。いつまでも恙
なくあることを願ってやまない。
2018年12月18日
父の車
父は私がまだ20代半ばで亡くなった。私は4人兄弟で一番下の妹はまだ
高校生で、父が54歳の時だった。父は町工場の社長で決して楽な経営で
はなかったが、今思えば良い時期も数えるほどはあったかもしれない。
その父の思い出がいくつかあるが、車のことが一つ、今思追いだされる。
父は決して高価な車には乗らなかった。乗ろうと思えば乗れたのではな
いか、とは今思っている。晩年乗っていたのは、今は無き日産サニー。
良い車ではあったと思うが、トヨタはコロナやクラウンを出していて、
もっとよい車はあったかと思う。記憶は定かではないが、私が小さいこ
ろに家族で乗っていた車は確かブルーバード。この車も信奉者がいる
ぐらいの良い車であった思うが、これも日産は生産をすでにやめている。
父の車は日産が続いていたと思いだす。付き合いで購入したかもしれない
車だが、父が乗り続けたメーカーだ。その日産が世間を賑わせている。
日産は青い目?(鳶色?)の社長が来る前、国から見放されたメー
カーだ。技術は日本の誰もが疑わない素晴らしいものだ(と聞いている)。
GTやフェアレディZなど日本の名車と言う以上の日本のシンボルだっ
たと思える。経営が成り立たず、日本国から見放され、フランスの力
を仰いだ。規模は日産の方がはるかに大きなものだった。日産の凋落
と復活は数多くのニュース、著作、分析書で報告されている。簡単に
言えば、知ったかぶりのコンサルタント風に言えば、ガバナンスの
欠如である。部署と部署の調整の不足、個人同士のやっかみと足
の引っ張り合い。とても属人的な要素だ。一方トヨタは豊田家の力が奏
していて、世界最大の自動車メーカーとなった。(だから創業家経営が
ベストだと言っているわけではない)日産を復活させた青い目の社長は
今、塀の中だ。些細な知識しか持たない私にとっては、その逮捕理由が
いまだに理解できない。確定はされているが、もらっていない報酬の記
載漏れだということだが。報酬は貰って初めて税金が発するはず(ここ
が法人税と異なる)。確定はしたが、もらっていない報酬の不記載に何
の罪があるのだろうか、などと考えてしまう。社内クーデターと見る向
きもある。クーデターを構成する日産の人々は青い目の社長によって復
活した恩恵を受けてきたものではないのか、どうだろう。恩恵を受けた
からと言って罪を犯したものを見過ごせと言っているわけではない。ど
こかの球団と一緒で内紛はお家芸なのだろうか。
父が日産の車を一番だと思っていたかどうかはわからない。私は父と
違い日産以外の車に乗っている。日産の車が嫌いだからではない。自分が
好む車が他メーカーにあるからだ。そういえば、父が逝った後に残された
町工場は内紛がありながらも、後継者が育たずに閉めた。内紛で会社が
つぶれるわけではないが、(他人の手に移ることはよくある)現場の人
間はげんなりで「いい加減にしてくれ」と言った心境ではないだろうか。
高校生で、父が54歳の時だった。父は町工場の社長で決して楽な経営で
はなかったが、今思えば良い時期も数えるほどはあったかもしれない。
その父の思い出がいくつかあるが、車のことが一つ、今思追いだされる。
父は決して高価な車には乗らなかった。乗ろうと思えば乗れたのではな
いか、とは今思っている。晩年乗っていたのは、今は無き日産サニー。
良い車ではあったと思うが、トヨタはコロナやクラウンを出していて、
もっとよい車はあったかと思う。記憶は定かではないが、私が小さいこ
ろに家族で乗っていた車は確かブルーバード。この車も信奉者がいる
ぐらいの良い車であった思うが、これも日産は生産をすでにやめている。
父の車は日産が続いていたと思いだす。付き合いで購入したかもしれない
車だが、父が乗り続けたメーカーだ。その日産が世間を賑わせている。
日産は青い目?(鳶色?)の社長が来る前、国から見放されたメー
カーだ。技術は日本の誰もが疑わない素晴らしいものだ(と聞いている)。
GTやフェアレディZなど日本の名車と言う以上の日本のシンボルだっ
たと思える。経営が成り立たず、日本国から見放され、フランスの力
を仰いだ。規模は日産の方がはるかに大きなものだった。日産の凋落
と復活は数多くのニュース、著作、分析書で報告されている。簡単に
言えば、知ったかぶりのコンサルタント風に言えば、ガバナンスの
欠如である。部署と部署の調整の不足、個人同士のやっかみと足
の引っ張り合い。とても属人的な要素だ。一方トヨタは豊田家の力が奏
していて、世界最大の自動車メーカーとなった。(だから創業家経営が
ベストだと言っているわけではない)日産を復活させた青い目の社長は
今、塀の中だ。些細な知識しか持たない私にとっては、その逮捕理由が
いまだに理解できない。確定はされているが、もらっていない報酬の記
載漏れだということだが。報酬は貰って初めて税金が発するはず(ここ
が法人税と異なる)。確定はしたが、もらっていない報酬の不記載に何
の罪があるのだろうか、などと考えてしまう。社内クーデターと見る向
きもある。クーデターを構成する日産の人々は青い目の社長によって復
活した恩恵を受けてきたものではないのか、どうだろう。恩恵を受けた
からと言って罪を犯したものを見過ごせと言っているわけではない。ど
こかの球団と一緒で内紛はお家芸なのだろうか。
父が日産の車を一番だと思っていたかどうかはわからない。私は父と
違い日産以外の車に乗っている。日産の車が嫌いだからではない。自分が
好む車が他メーカーにあるからだ。そういえば、父が逝った後に残された
町工場は内紛がありながらも、後継者が育たずに閉めた。内紛で会社が
つぶれるわけではないが、(他人の手に移ることはよくある)現場の人
間はげんなりで「いい加減にしてくれ」と言った心境ではないだろうか。
2018年12月17日
穏やかな冬
今年の冬は暖かい。温暖化の影響がだんだんとはっきりとわかってきだし
たような。北極圏の氷は30年前と比べて大きく減少したらしい。氷の範囲
が小さくなり、日本への寒気の到来においても数もその厳しさも少なくな
ったように思われる。といっても日本の冬はやはり冬で、油断をすると
すぐに風邪っぽくなり、鼻水がでる。暖かい冬だが、私はすでに2回も
鼻水をたらし、熱を出し、各二日間ほど寝込んだ。なぜだか、医者に
行って風邪を治してもらおうという気分は薄く、自分で治すんだとい
う意識が強くあった。加齢に対する抵抗なのかもしれない。
今年は夏から、高校の同期の還暦同窓会の連絡係となり、昔の友人と
会うことが多くなった。不思議なことにその場では新しく友人となった
人も多い。私たちの世代はまだまだ子供が多い世代で、私の学年も45
0人いた。(高校の受験募集人員が450人だった)これだけ居れば、
皆の顔も名前も覚える能力が私にはなく、同窓会幹事になって「初めま
して」が多く飛び交った。名前を知っていたものでさえ、その容貌の時間
の経ち具合に、驚きを禁じ得なかった。これはお互い様か。還暦同窓会
の連絡確認打ち合わせを進めている間にも同級生のメンバーの訃報が舞い
込んでくる。過ぎ去る時間に関しては人を含めたすべては平等にあり
(相対性理論は考慮しない)、我々は皆順番に「生の営み」に参加して
退出していくが、その退出が思ったより早ければ、やはり感情が揺さぶ
られる。年若い人が先に退出するような順番が守られなければなおさらだ。
さて、我が家にもその時の経過、新しい順番を迎えようとするものが
いる。末っ子の浪人生だ。受験前の追い込みで、冬休み(予備校での
冬休み)長く机に向かっている。一年の浪人期間を経て、来春には大
学生となる約束だ。彼もそれを意識して取り組んでいるが、どこの大
学の学生となるかがやはり親の気がかりだ。大学の期間は人生とって
大きな意味のある時間だ。高校生までは子供の気分ではいたが、大学生
はもう大人、社会の空気だ。彼もあと3カ月たてば、その空気の中に入
り込む。
暖かな冬で、今日もそれほど冷え込まないらしい。夜になれば、さす
がにコートは必要だが、肩をすくめるほどの厳しさは無いようだ。
沖縄もイギリスもフランスも車もアイフォーンも喧しいが、今日の冬
の日は穏やかだ。
たような。北極圏の氷は30年前と比べて大きく減少したらしい。氷の範囲
が小さくなり、日本への寒気の到来においても数もその厳しさも少なくな
ったように思われる。といっても日本の冬はやはり冬で、油断をすると
すぐに風邪っぽくなり、鼻水がでる。暖かい冬だが、私はすでに2回も
鼻水をたらし、熱を出し、各二日間ほど寝込んだ。なぜだか、医者に
行って風邪を治してもらおうという気分は薄く、自分で治すんだとい
う意識が強くあった。加齢に対する抵抗なのかもしれない。
今年は夏から、高校の同期の還暦同窓会の連絡係となり、昔の友人と
会うことが多くなった。不思議なことにその場では新しく友人となった
人も多い。私たちの世代はまだまだ子供が多い世代で、私の学年も45
0人いた。(高校の受験募集人員が450人だった)これだけ居れば、
皆の顔も名前も覚える能力が私にはなく、同窓会幹事になって「初めま
して」が多く飛び交った。名前を知っていたものでさえ、その容貌の時間
の経ち具合に、驚きを禁じ得なかった。これはお互い様か。還暦同窓会
の連絡確認打ち合わせを進めている間にも同級生のメンバーの訃報が舞い
込んでくる。過ぎ去る時間に関しては人を含めたすべては平等にあり
(相対性理論は考慮しない)、我々は皆順番に「生の営み」に参加して
退出していくが、その退出が思ったより早ければ、やはり感情が揺さぶ
られる。年若い人が先に退出するような順番が守られなければなおさらだ。
さて、我が家にもその時の経過、新しい順番を迎えようとするものが
いる。末っ子の浪人生だ。受験前の追い込みで、冬休み(予備校での
冬休み)長く机に向かっている。一年の浪人期間を経て、来春には大
学生となる約束だ。彼もそれを意識して取り組んでいるが、どこの大
学の学生となるかがやはり親の気がかりだ。大学の期間は人生とって
大きな意味のある時間だ。高校生までは子供の気分ではいたが、大学生
はもう大人、社会の空気だ。彼もあと3カ月たてば、その空気の中に入
り込む。
暖かな冬で、今日もそれほど冷え込まないらしい。夜になれば、さす
がにコートは必要だが、肩をすくめるほどの厳しさは無いようだ。
沖縄もイギリスもフランスも車もアイフォーンも喧しいが、今日の冬
の日は穏やかだ。