2018年12月17日

穏やかな冬

今年の冬は暖かい。温暖化の影響がだんだんとはっきりとわかってきだし

たような。北極圏の氷は30年前と比べて大きく減少したらしい。氷の範囲

が小さくなり、日本への寒気の到来においても数もその厳しさも少なくな

ったように思われる。といっても日本の冬はやはり冬で、油断をすると

すぐに風邪っぽくなり、鼻水がでる。暖かい冬だが、私はすでに2回も

鼻水をたらし、熱を出し、各二日間ほど寝込んだ。なぜだか、医者に

行って風邪を治してもらおうという気分は薄く、自分で治すんだとい

う意識が強くあった。加齢に対する抵抗なのかもしれない。

 今年は夏から、高校の同期の還暦同窓会の連絡係となり、昔の友人と

会うことが多くなった。不思議なことにその場では新しく友人となった

人も多い。私たちの世代はまだまだ子供が多い世代で、私の学年も45

0人いた。(高校の受験募集人員が450人だった)これだけ居れば、

皆の顔も名前も覚える能力が私にはなく、同窓会幹事になって「初めま

して」が多く飛び交った。名前を知っていたものでさえ、その容貌の時間

の経ち具合に、驚きを禁じ得なかった。これはお互い様か。還暦同窓会

の連絡確認打ち合わせを進めている間にも同級生のメンバーの訃報が舞い

込んでくる。過ぎ去る時間に関しては人を含めたすべては平等にあり

(相対性理論は考慮しない)、我々は皆順番に「生の営み」に参加して

退出していくが、その退出が思ったより早ければ、やはり感情が揺さぶ

られる。年若い人が先に退出するような順番が守られなければなおさらだ。

 さて、我が家にもその時の経過、新しい順番を迎えようとするものが

いる。末っ子の浪人生だ。受験前の追い込みで、冬休み(予備校での

冬休み)長く机に向かっている。一年の浪人期間を経て、来春には大

学生となる約束だ。彼もそれを意識して取り組んでいるが、どこの大

学の学生となるかがやはり親の気がかりだ。大学の期間は人生とって

大きな意味のある時間だ。高校生までは子供の気分ではいたが、大学生

はもう大人、社会の空気だ。彼もあと3カ月たてば、その空気の中に入

り込む。

 暖かな冬で、今日もそれほど冷え込まないらしい。夜になれば、さす

がにコートは必要だが、肩をすくめるほどの厳しさは無いようだ。

沖縄もイギリスもフランスも車もアイフォーンも喧しいが、今日の冬

の日は穏やかだ。
posted by P.S.コンサルティング at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/185215432

この記事へのトラックバック