2010年04月08日

こんなに退屈な

負けているのか、勝っている状況なのか。見た目にはわからな

い。後半も残り数分。チームはコートの中央で、ミッドフィル

ダーと最終ラインのディフェンダーがボールを回していた。0

−3で負けているのに、である。

 ワールドカップへの準備であるサッカー日本代表チームの試

合が昨日行われた。相手はセルビア。FIFAランク15位の強

豪である。日本と同様にワールドカップの南アフリカ大会に出

場を決めている。予選リーグはフランスと同じ組。そのフラン

スを上回る順位で南アフリカ大会への切符を手にした。よい強

化試合となるはずなのだが、相手のセルビアは主力が来日して

いない。同じく日本もヨーロッパで活躍する選手の招集はなし。

ドイツの長谷部選手の献身、モスクワの本田選手の一発、イタ

リアの森本選手の一瞬、フランスの松井選手の舞うドリブルな

ど、日本の主たる技術は今回は見られなかった。この点におい

ては、両チームともに主力選手の大きな部分を割り引いたメン

バー構成だった。

 しかし、である。試合結果は完敗ともいえる0−3。試合の

後半になれば、冒頭で述べたように、勝っているチームがやる

がごとく、時間消化のボール回しを日本チームは平然とやって

いたのである。

 日本は勝つ気がないのだろうか?サッカーとは、ボール支配

をしている時間が長いほうが勝利を得る、と勘違いしているの

ではないか。と皮肉を言いたくなるぐらいの試合内容である。

それらしく動き回って、積極的に点を取ろうとしていたのは後

半に入った石川選手ぐらい、というあるマスコミの論評に私は

賛成である。いかんせん、正確性と決定力がない。空振りはす

るわ、とんちんかんな方向へシュートはするわ、でネットを揺

るがすことができずじまい。日本の伝家の宝刀である、バック

パスばかりが目立つテレビ画面だった。私は残り時間5分(ロ

スタイムを入れたら8分ぐらいはあったかもしれない)の時点で

他のチャンネルに回すことなくテレビのスイッチを切った。案

の定、翌日のニュースを見れば何も変わった出来事はなく、無

事に0−3で負けた。選手だって一生懸命にやっているのだ、

という声が聞えてきそうだ。それであればなお更、実力差があ

りすぎるということになる。自分達の一生懸命さを訴えれば訴

えるほどに自分達が惨めになる、ということを多くの選手はご

存知だろう。(このことを知らない野球選手がいた。恥ずかし

くなるぐらいにその人はオメデタイ人だった。今も解説者をや

っているのではないか)

 私はサッカーのワールドカップが楽しみだ。理由はバルセロ

ナで活躍するメッシのような選手のプレーを、見ることができ

るからだ。
posted by P.S.コンサルティング at 14:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
大元さんのおっしゃるとおり。
こんなつまらない代表チームの試合は久しぶり。
岡田どうした!
Posted by 心斎橋界隈 at 2010年04月08日 15:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36958273

この記事へのトラックバック