2019年11月05日

君たちは奇跡だ!

‘君たちは奇跡だ’

 秋の気配が漂っている昼下がりの数学の授業。40年以上も前のこと。

陽だまりに佇んでいた教師は突然に言い出した。その先生は我がクラ

スの担任で、背が低いせいか、手振りや身振りをやや大げさにする。

私は決して数学では成績の良い生徒ではなかったが、数学は嫌いで

はなかった。何を突然と、私は顔をあげて先生を見ると、先生は跳

ねるように教壇に上り

 「何万と言う種から、君たちは生まれて、そしてまた何万と言う

中から一緒にこの教室に集まって授業を受けている」

 その理屈は全くその通りなのだけれど、‘何を大げさな’と若い

その時は一蹴した。その後の数学の授業は何を聞いたか覚えていない。

 高校・大学を卒業し、社会に出て、30歳の声を聴き、人生の盛り

に突入しだした頃。高校3年の時の体育祭の応援団をやっていた

数人が八ヶ岳麓のO君の家に集まろうとなった。大阪からは私と

K君。名古屋からT君、茨城からI君。O君は医大を出て医者

になり、この地域の総合病院に勤務していた。現在では某週刊誌で

日本の名医にも挙げられた人物。そのO君が集まった我々に

 「ここに集まれたのは奇跡だ」

と突然に言い放った。仕事柄彼は、様々な患者を診ていて、人生を

終える人を数多く見ていたのだろう。そんな蓄積が心の纏のよう

になって体から自然と出たのかもしれない。O君の言葉もその時は

‘何を大げさな’とは多少思ったのだが、言っている事には何も間

違いではないので、聞き流しながらコップに酒を注いだ。

 還暦を迎えた高校の同期の同窓会が昨日行われた。約450人いた

同級生で参加人数が200人強。数としては良く集まったのではないか。

各クラスから都合のつく約20人が幹事を行い、昔のアルバムや名簿を

引っ張り出し、また便りを伝って、可能な限り連絡をとり、集まった人

数。40年強ぶりの人もいれば、「初めまして」の人もいる。昔ながら

の「変わってないなあ」のものや、新しいイメージに装いを変えた者

もいる。卒業後40年も年も経てば昔の印象は変わっているのが当たり前で、

人それぞれの様子だ。

 写し出された昔のスライドを見ていた横にいた友人が

「切ないな」と呟いた。同窓会で昔を偲ぶことはそういう事

なんだろう。失われし時だから、求めることはできない。

偶然に生き続けるとことは「切なさ」を生じさせるものか

と一瞬感傷的にはなったけれど。それ以外はお祭りでお酒

と懐かしい話にまみれて、楽しい時間でした。

 高校30期の皆さま、「連続する奇跡」に握手をして、また次

回会えるまで、‘乾杯!!!’
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2019年01月16日

2019年成人式

2019年も始まって2週間。毎年そうなのだけれど、

成人の日が日本では決められている。晴れて20歳に

なった人たちを公的にお祝いする。20歳になった事

を公的にお祝いするなどと海外にはあるのだろうか、

といつも不思議に思うけれど。これはこれで日本独自

のものでよいのではないかと。まあ、お祝い事は悪い

気はしない。最近は荒れた成人式と言う報道も少なく

なってきたので、穏やか一日となった。良かった。

 成人式を機に正月気分は終わると私は感じている。

松の内までは得意先や仕事関係のあいさつ回りで正

月に足を突っ込んだままで活動する。それも一巡し

た松の内が明けたあたりから本格始動だ。

 今年の成人式を迎える前に週末は訃報が続いた。

学者の梅原猛氏。氏の発言やニュースとところどこ

ろでお目にかかって来たとは思うが、本をじっくり

読んだ覚えはない。私が出くわすぐらいだから、ニ

ュース性の高い、それこそイノベーティブな発言を

していたのだろう。ググって調べると時代を刺激す

る発言が折々にあったようだ。政治家の人たちにも

影響力があったらしい。合掌。

 日曜日の朝。その当時私も幼かったので、あまり

興味がわく番組ではなかった。海外旅行など庶民に

はとても遠い話で、学術的な物でもなかったように

思える。その系統の番組が現在でも土曜日の朝に多

く残っている。まだ1ドル360円の時代で、海外のニ

ュースはとても珍しかったのではないか。女性が世

界を巡って紹介する番組だった。私は幼くてそれよ

りも漫画の方が面白かった。兼高かおるさん。美人

だったと思う。哀悼。

 土曜日の夕方。家族(父は不在)がテレビの前で集

合した。素朴と言うかシンプルすぎるというか、あ

まり手をかけないというか、幼稚園の子供が書く絵

画のようなアニメだった。それにまとまりがないそ

の分優しげな男性と女性の声。田舎くさいというか、

昔くさいというか。その名の通り「まんが日本昔話」

市原悦子さん。家政婦でも活躍された。黙祷。

 当たり前だけれど、新しい人がどんどんと世の中

に出てくれば、世の中が広くならないかぎり、どん

どんと押し出される人が出てくる。順番と言えば順

番だけれど、押し出される時間のタイムラグ分、人

は成長していると信じたい・・・なぁ。
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2019年01月07日

仕事始め

今日2019年1月7日、月曜日。今日から仕事始めの方も

多いと思われます。今年は4日が金曜日、5日が土曜日

ということで、まあ例年4日は、新年の顔出しの挨拶

だけと言う企業も多く、(私が働いていた企業もそう

でした)4日を有給取得し、長めの休暇を実施する会

社が多かったようです。長い休暇はそれはそれで喜

ばしいのですが、新年の出勤の初日が月曜日と言う

事で、ブルーな気持ちもより一層かもしれません。

ブルーを速やかに払拭し、ビジネスモードに

入ることですね。

 休みの最後の日、何気なくテレビを見ていたのです

が、ちょっと面白そうな企画に手が止まりました。

「今でしょ」でブレイクした予備校講師がMCを勤

めている番組で「高学歴ニート」に説教するだったか、

教育するだったか、議論をするだったか・・・まあ

名前はどうでも良いのですが、とにかく高学歴なの

にどうしてニートをしているのか、議論する内容

だったと思います。その中で‘親のすねをかじれ

るだけかじる’と言うのがあって、討議をしてい

たのですが、私はそれについて賛成です。

私も親のすねはかじれるだけかじってきました。

(浪人をして東京の私立大学に入学して一人暮

らしもさせてもらったから)親の立場にしても

子供が他人に迷惑をかけるのだったら、親の自

分に迷惑をかけろ、とこれはまあ、その通りで

すね。ただ、親のすねがかじり終わった時、

自分の足で立っていられるか、と言う問題があっ

て、その点の想像力がニートの人にあるかは疑

問だけれど。好きな仕事が見つからないから、

ニートでいる、と言うのもありました。予備校

の先生は仕事には「したい、したくない」とい

う軸と「できる、できない」という軸があって、

その4つの窓のどれをするのか、という考えがあ

ると。さらにしたいという仕事に巡り合うのは

偶然で、できる仕事に就くのは必然である、と。

仕事をこのような2軸で私が考えたことがない

のですが、まあその通りだと。なぜ考えたこと

がないのかと言うと、偶然を待っていることは

できないし、できることがどのぐらいできるのか

自分ではわからないから。強いて言うのなら、

上記のような論理展開は結果論でしかないと

私は思ってしまうのですが・・・。

この偶然必然の説明にスティーブジョブズの例

を出したのが、今の若者達に響いたのではない

でしょうか。スティーブジョブズは「したい、

できる」仕事を実践した稀有な人物だと。こ

の偶然必然のキーワードを使って説明するのは

興味深い点でした。商品を開発する際にも、

自分が欲しいという前提(自分がしたい)

で開発することもあれば、人々が欲しがってい

るという前提(自分ができる)で開発するかの

どちらかです。前者は偶然で後者は必然とい

うことかも。振り返ってみて自分はどうかと。

うーん・・・少しだけできるで、少しだけし

たくない・・・か。少しだけできるは、選ん

でいる仕事で何とか食っていけている現状

があって、少しだけしたくない、は元来が

怠け者だから。

皆さんはどうでしょうか?「したい、できる」窓

に入っているでしょうか?

 まあ、とにもかくにも2019年が始まりました。偶然

を快く迎えて、必然には気持ちよくリレーションを継

続していくことにしましょうか。
 
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2019年01月06日

新年の平成最後の年

皆さま、あけましておめでとうございます。本年も

どうぞよろしくお願いします。

 今年は2019年、平成最後の年となりました。4月に

は新元号が発表され、平成の時代は終わります。平

成の時代、30年。平成が終わることでテレビや新

聞などのメデイアでは平成の時代とは何だったのか、

との内容が多く特集されました。その多くは「昭和

のつけ、清算に費やした時期」だったというもの。

今朝のサンデーモーニングでも同じ内容が伝えられ

ました。その中で若いコメンテーターがなるほどと

思ったことを述べています。「平成の時代がどうで

あったか、と考えるとその多くが昭和からの連続で

考えているのは、これらを企画している人たちが昭

和の人たちであったという事。それもバブルを経験

して、その流れで平成を語っているから」・・・だ

った内容のことを言っています。なるほど、と。平

成の時代で成長した人々に語らせれば、また違った

平成が浮かび上がってくるというのは至極もっとも

なことだと感じた次第です。

 それはその通りなのですが、私もバブル期にはす

でに働いていた身には、昭和の清算が平成の時代だ

った事にはとても共感、納得を感じています。私個

人ではまだまだ少ない給料で、バブルの様相は他人

事の様でした。多くのキャッシュも持ったこともな

く、ディスコで入り浸ったこともなければ、ジュリ

アナやマハラジャなどは名前だけを知っていたもの。

貯金もなく、夜になれば東京の一人暮らしで安酒を

呑んで、寝入ったものです。しかし、世の中はご存

じのように、バブル崩壊後は大きく変動しました。

処方としての規制緩和、これはアメリカの新自由主

義を標榜したグローバリズムで、国内では多くの規

制が取り払われました。そして始まったデフレ経済

とデフレ対策による大幅な金融緩和。庶民、個人の

賃金はデフレで下がる一方で、ジャブジャブのお金

は市中に出回り、お金が商品となって利益となるお

金を生むという現象が生じ、一部の大手企業はグロ

ーバリズムの恩恵を受けて、過去最高の利益をはじ

き出している。非正規労働者が増え、貧困層という

新しい言葉が生まれ、中間層は細り続ける。グロー

バリズムに含まれていた、人々の移動の容易さが、

迎え入れる側の余裕の限界を超え、結果エゴイズ

ムが生まれ、セルフファースト思想(自国第一思想)

が声高に叫ばれ出しました。この流れの行きつく先

は保護主義になり、保護主義の流れはその道の途切

れを見つけることなく、戦争となることは歴史が

証明している・・・ような意見が出ている新年。

 暗いことばかりではなく、ITの発達により、

IoT、AI、ロボットなどの科学の発達が歴史の

不連続点のように出現している現在。人類にはさ

らに無限の可能性が感じられる・・・ような意見

もパラレルに出されています。

 どうなる事やら。極度に悲観的になっても仕方が

ないし、かといって底抜けに楽観的になってもいけ

ない。ただ、自分ができる目の前のことを確りとや

っていくしかない。自分にできることを行うことが

原点であることを、改めて改めて感じる正月でした。

 皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
posted by P.S.コンサルティング at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年12月28日

今年の仕事納め

今日、12月28日金曜日。例年では仕事納めは29日だけ

れど、今年は29日が土曜日で休みになるので、今日

が最後。今年も1年の仕事が終わります。仕事納め

に大掃除をするところが殆どだ。私は生来、元来、

ずぼらなので大掃除はしない。奥さんが一生懸命

にしてくれて、私のお尻を叩くので、身の回りを

軽く整理(要らないものを捨てる)するだけ。

それだけでも自分では大きな掃除をした感覚に陥り、気

分がすっきりとする。掃除は気分を良くするものだと何

度も何度も改めて感じる。

 先ほど今年初めての雪が大阪堺市でも舞った。ほんの

一瞬。それこそ息を止めていた間だけだったのだが。一

瞬だけ姿を現して、そして逃げて行った。夢のシーンの

ような演出だった。雪は季節の印字のようで、何か一瞬

気持ちを支配されたような感じになり、空を見上げてし

まう。青空の中の離れ小島のような雲からそれは舞って

降りてきた。春の日差しに目覚まされ、夏の雨に涼を取

り、秋の風に身支度を唆され、冬の雪に静かに従う。枕

草子ではないけれど、自分にはそんな一年がまた終了し

たように思える。

 今年の仕事のことを思い返せば、今年は事業の範囲を

広げた。広げたと言っても、中小企業診断士の業務範囲

の中のものだ。その範囲の中のものに資源(資源と言っ

ても時間だけ)を注力しただけである。今までは人材

育成、組織開発を主としていたのを、それに財務範囲を

加えた。銀行の融資を実現する活動を始めた。なので、

今は名刺を二つ持っている。ある時は従来の名刺で、

ある時は銀行融資実現の名刺で。必要な時はその二つの

名刺を同時に配っている。診断士の中でも銀行融資を主

としているのは銀行出身の人が多いのだが、それに準じ

ようというのだ。融資は資金繰りの改善にもなるし、事

業再生、企業再生にもつながる。これは始まったばかり

で、山を登って行くのはこれからだ。長い登り道が続く

だろう。

 仕事納めの日、安どのため息をつくことができ、来年

への期待と不安を持つことができる。有難き、感謝である。
 
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2018年12月25日

今年のクリスマス

 12月25日、今年のクリスマスも終わった、という気分だが、実は今日が
本当のクリスマス。日本では、クリスマスはサンタクロースのイベントと
して賑わいがあるようで、クリスマスイブでクリスマスを楽しみ、クリス
マス当日に25日は、もうクリスマスが終了した、と感じる人が殆どではな
いのか。

 さすがにクリスマスは楽しいイベントなので、マスコミ各社も楽しい文
章を載せる。その中にサンタクロースの情報収集力についてのコメントが
あった。クリスマス前に情報の在り方についてアメリカ、カナダ、中国が
大きなニュースを報じた。情報収集をするその道具についてのやり取りだ
が、その顛末もクリスマスでは少し沈静。情報収集では映画でもよく知ら
れているが、民主主義の母国のM、新大陸のC、旧体制のK、世界の中心
を意味する地域の情報部などが有名か。その中でもローマにある宗教国家
がその情報収集体制では抜きんでているらしい(コミックより)それらの
情報機関よりサンタクロースの情報収集力はどうだろう。

 今朝、私は娘の「サンタが来てた」という声でさました。「どうしてサ
ンタは私が欲しいものを知っているのだろう」と。不思議がっていた。私
の横で妻がようやく目をこすりながら「そうなん?」と答えていた。奥さ
んは少々寝不足だ。理由は子供たちが寝静まるまで起きていたからだが。
 ほほえましい紙面では、サンタクロースには配下のスパイが全世界に散
らばっていて、それも数えきれないほどのスパイが、子供たちの情報を正
確にサンタクロースに伝えているそうだ。その収集力はきっとどこの情報
機関よりも図抜けているに違いない。その結果が娘の言葉になっている。
(といってもうちの娘は成人をとうに越している)

 話は変わって、クリスマス連休となった初日の23日は日本では天皇誕
生日である。今年の天皇誕生日は、天皇が退位を表明したことで、天皇
としての最後の誕生日である。最後の平成時代と言う事もあってか、例
年以上に天皇に関するニュースが多く流れた。沢山の人が参賀する様子
を報道し、穏やかな表情で天皇は手を振っていた。天皇の存在に関して
は様々な意見が存在するが、それらの暗い気分を一掃する笑顔である。
さらに多くの人を感動させたのは、その声明である。自分の考えをまと
め、自分の文字で綴り、自分の声で発した。自分が考え、まとめ、文字
にし、発表することが最大に人を感動させることだという事を改めて感
じた人も大勢いたに違いない。他人の言葉で、紙に目を伏せながら、ど
こを見ているのかわからないままに読み上げ、実行しない言葉でまとめ
あげられた声明とは雲泥以上の差がある。

 最後に今日25日は母の誕生日である。卒寿を後にしている。いつまでも恙
なくあることを願ってやまない。
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2018年12月18日

父の車

 父は私がまだ20代半ばで亡くなった。私は4人兄弟で一番下の妹はまだ

高校生で、父が54歳の時だった。父は町工場の社長で決して楽な経営で

はなかったが、今思えば良い時期も数えるほどはあったかもしれない。

 その父の思い出がいくつかあるが、車のことが一つ、今思追いだされる。

 父は決して高価な車には乗らなかった。乗ろうと思えば乗れたのではな

いか、とは今思っている。晩年乗っていたのは、今は無き日産サニー。

良い車ではあったと思うが、トヨタはコロナやクラウンを出していて、

もっとよい車はあったかと思う。記憶は定かではないが、私が小さいこ

ろに家族で乗っていた車は確かブルーバード。この車も信奉者がいる

ぐらいの良い車であった思うが、これも日産は生産をすでにやめている。

父の車は日産が続いていたと思いだす。付き合いで購入したかもしれない

車だが、父が乗り続けたメーカーだ。その日産が世間を賑わせている。

 日産は青い目?(鳶色?)の社長が来る前、国から見放されたメー

カーだ。技術は日本の誰もが疑わない素晴らしいものだ(と聞いている)。

GTやフェアレディZなど日本の名車と言う以上の日本のシンボルだっ

たと思える。経営が成り立たず、日本国から見放され、フランスの力

を仰いだ。規模は日産の方がはるかに大きなものだった。日産の凋落

と復活は数多くのニュース、著作、分析書で報告されている。簡単に

言えば、知ったかぶりのコンサルタント風に言えば、ガバナンスの

欠如である。部署と部署の調整の不足、個人同士のやっかみと足

の引っ張り合い。とても属人的な要素だ。一方トヨタは豊田家の力が奏

していて、世界最大の自動車メーカーとなった。(だから創業家経営が

ベストだと言っているわけではない)日産を復活させた青い目の社長は

今、塀の中だ。些細な知識しか持たない私にとっては、その逮捕理由が

いまだに理解できない。確定はされているが、もらっていない報酬の記

載漏れだということだが。報酬は貰って初めて税金が発するはず(ここ

が法人税と異なる)。確定はしたが、もらっていない報酬の不記載に何

の罪があるのだろうか、などと考えてしまう。社内クーデターと見る向

きもある。クーデターを構成する日産の人々は青い目の社長によって復

活した恩恵を受けてきたものではないのか、どうだろう。恩恵を受けた

からと言って罪を犯したものを見過ごせと言っているわけではない。ど

こかの球団と一緒で内紛はお家芸なのだろうか。

 父が日産の車を一番だと思っていたかどうかはわからない。私は父と

違い日産以外の車に乗っている。日産の車が嫌いだからではない。自分が

好む車が他メーカーにあるからだ。そういえば、父が逝った後に残された

町工場は内紛がありながらも、後継者が育たずに閉めた。内紛で会社が

つぶれるわけではないが、(他人の手に移ることはよくある)現場の人

間はげんなりで「いい加減にしてくれ」と言った心境ではないだろうか。
posted by P.S.コンサルティング at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年12月17日

穏やかな冬

今年の冬は暖かい。温暖化の影響がだんだんとはっきりとわかってきだし

たような。北極圏の氷は30年前と比べて大きく減少したらしい。氷の範囲

が小さくなり、日本への寒気の到来においても数もその厳しさも少なくな

ったように思われる。といっても日本の冬はやはり冬で、油断をすると

すぐに風邪っぽくなり、鼻水がでる。暖かい冬だが、私はすでに2回も

鼻水をたらし、熱を出し、各二日間ほど寝込んだ。なぜだか、医者に

行って風邪を治してもらおうという気分は薄く、自分で治すんだとい

う意識が強くあった。加齢に対する抵抗なのかもしれない。

 今年は夏から、高校の同期の還暦同窓会の連絡係となり、昔の友人と

会うことが多くなった。不思議なことにその場では新しく友人となった

人も多い。私たちの世代はまだまだ子供が多い世代で、私の学年も45

0人いた。(高校の受験募集人員が450人だった)これだけ居れば、

皆の顔も名前も覚える能力が私にはなく、同窓会幹事になって「初めま

して」が多く飛び交った。名前を知っていたものでさえ、その容貌の時間

の経ち具合に、驚きを禁じ得なかった。これはお互い様か。還暦同窓会

の連絡確認打ち合わせを進めている間にも同級生のメンバーの訃報が舞い

込んでくる。過ぎ去る時間に関しては人を含めたすべては平等にあり

(相対性理論は考慮しない)、我々は皆順番に「生の営み」に参加して

退出していくが、その退出が思ったより早ければ、やはり感情が揺さぶ

られる。年若い人が先に退出するような順番が守られなければなおさらだ。

 さて、我が家にもその時の経過、新しい順番を迎えようとするものが

いる。末っ子の浪人生だ。受験前の追い込みで、冬休み(予備校での

冬休み)長く机に向かっている。一年の浪人期間を経て、来春には大

学生となる約束だ。彼もそれを意識して取り組んでいるが、どこの大

学の学生となるかがやはり親の気がかりだ。大学の期間は人生とって

大きな意味のある時間だ。高校生までは子供の気分ではいたが、大学生

はもう大人、社会の空気だ。彼もあと3カ月たてば、その空気の中に入

り込む。

 暖かな冬で、今日もそれほど冷え込まないらしい。夜になれば、さす

がにコートは必要だが、肩をすくめるほどの厳しさは無いようだ。

沖縄もイギリスもフランスも車もアイフォーンも喧しいが、今日の冬

の日は穏やかだ。
posted by P.S.コンサルティング at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年02月22日

2月の賑やかさ

 暦に拠れば大寒が過ぎた2月の中ごろぐらいは陽も明るくなり、

だんだんと暖かくなると思ってしまうが、これが大きな錯覚。

2月はまだまだ寒さの底を備えており、油断は禁物。

待ち遠しい春に気が逸ってしまうために、寒さが余計に体に応

える。また今年はその変化が大きい。SNSでは今月2月の水

曜日、とあるところで半袖になるくらいの気候だったのが、翌

日の木曜日には雪が積もった映像が載っていた。本当のところ

は分からないが、今年は日本でもそれぐらいの寒暖の差がある。

1日で10度以上の変化。天気のジェットコースターだな。

 今年の2月は色々と喧しい。彼の北の国のトップの長兄(ト

ップは三男)がマレーシアの空港で暗殺されたというニュース

が飛び交っている。アメリカの大統領の話もあるが、2月の後半

はこの暗殺の報道でテレビのニュース、情報、バラエテイ番組が

うるさい。最近はお笑い芸人を登用して世相のニュースを報道し

ようとする企画も多くそれらも一斉に長兄のニュースを流している。

 時間の問題だったのだろう。5年前から三男による長兄の暗殺計

画があったらしい。長兄と三男は腹違いの兄弟で、長兄が国のト

ップを襲うという噂もあったが、結果は三男が7年前に国のトッ

プについた。その2年後に三男が長兄を殺害するという計画が立

てられ、実行するタイミングを測られ、5年後の今月に実現した

。長兄には息子がいる。二十歳を過ぎている。歴史はめぐるとい

う事になれば、長兄の息子も高い確率で歴史に残る行動を起こす

に違いないのではないか・・・

 大阪のとある市では8億の土地が実質に200万円で売り払われた

とか。それも国のトップの奥さんが長になるらしい学校の法人に。

隣接するほぼ同じ広さの土地は市が8億円で購入したらしい・・・。

学校法人の弁護士は市のチョンボと言い放った。市は赤っ恥だろう。

これから市はどう出るのだろうか?市は沈黙を守るのだろうか?

 今日は寒いです。明日は5度か6度気温が上昇するという。その後

はまた今日と同じぐらいの寒さ。今年の2月はにぎやかだ。
posted by P.S.コンサルティング at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年10月27日

長男が幼稚園の頃だったか、男の子なのである種当然のように昆虫に興味

を持ち、我が家でカブトムシを飼ったことがある。二頭。ホームセンター

で買ってきた飼育ケースにこれも買ってきた土(腐葉土?)をいれる。長男

は幼稚園から帰ってくるとケースを覗きこみ、土の中に入ってみえないカ

ブトムシの幼虫を観ていた。年子で生まれた長女である妹も同じように兄に

つられて覗き込み、二頭の名前を何度も叫んでいた。カブトムシケースは

私たちの部屋の奥の窓の所に置いてあり、私も二人と一緒によくケースを

覗きこんで、あれこれと話した。カブトムシは無事成虫となり、つけた名

前が「金」と「銀」。これは妻の発案だが、子供たちもすんなりと受け入

れ、我が家はその年の春から夏は「金」と「銀」が話題の中心となってい

た。夏が終わる頃、子供たちと話し合い、大阪の南にある山へ放すことに

した。私と長男がカブトムシを手に持ち、木の幹に置いた。カブトムシは

2頭とも動かずにいた。私たちはそれを少しの間見て、車に戻った。長女

は何も喋らなかった。車の中は勤めて妻が「金」と「銀」の未来について

陽気に子供達に語っていた。

 「金」と「銀」は子供たちの最愛の1番と2番だった。

  今日、私と妻は銀を冠する日を迎えた。銀婚式だ。結婚して25年、

結婚した日は25年後のことなど想像したこともなかったのに、この日を迎え

ることができた。25年を経て、子供が3人になり、長男は就職が内定し、

長女は社会人になり働いている。末の次男は高校2年生で、高校生活を

満喫する青春のファーストステージにいる。私は髪が真っ白になり、同

級生は定年のことを話題にする年齢になった。会社を興して14年でまだ

借入返済があり、まだ何を血迷うのかこれからさらに金融機関から資金

を借りようとしている。

 25年は銀で金は50年だそうだ。金婚式を迎えるときは82歳か。25年を

過ごせて来れたのは、なんだかんだは普通の夫婦のようにあったが、妻の

おかげ。暮らしのパートナー。大病もなく恙なく来れた。それと子供達の

おかげ。さらに母親。それにちょうど30年前に亡くなって、天から見守っ

てくれていると信じている父親。

 山に放ったカブトムシの「銀」とは同位になったが、「金」と同位になれる日は

まだこれから25年必要だ。妻と一緒にありがたみを積み上げて淡々と行くしかない。
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2016年10月13日

ミスコンテスト

美人コンテストの事らしい。コンテストだから参加した人の中で誰が一

番美人であるかということを決めることらしい。このミスコンテスト、

慶応大学での催しがなくなったそうだ。このことに関して識者らしい

立派な方々が意見を発せられている。ミスコンテストのくだらなさを

嘆いておられるのだが、どうも私には???と思うところがある。

ミスコンテストを目の敵のような言動も見られるのだがミスコンテ

ストは悪いのだろうか?ミスコンテストを開いて一番喜んでいるの

は参加する美人と自分で思い込んでいる女性たちなのではないか

と私は思っている。勿論それを見る私たちは「へえ〜。こんなきれ

いな女性が世の中にいるんだな」と関心はするけれど、それだけの

ことだ。どこかのテレビ局がコンテストの一位になった女性(それ

も慶応の)を採用しているやら何やらで、記事に書かれているけれ

ど、それが悪いことなのだろうか?ミスコンテストのグランプリに

なるような女性とは私は全く縁がないわけだが、どこそこの大学の

ミスコンテストのグランプリというのであれば、それはそれでニュ

ースとしてみる。古めかしい言葉でいえば親からもらった顔が美人

コンテストで一番になったというのであれば喜ばしいことではない

のか。一方で、顔の整形をして一位を獲得したというのであれば、

それはそれで良いのではないのだろうか?後でそのようなことを明

らかにして知らない人たちに伝えてやればよい。
  
コンテストは単なる遊びだ。(遊びが運命を決める事だってある)

 見栄えが良い女性をもてはやすのがいけないというのであれ

ば、自分たちで「見栄えが悪いが(器量は悪いが)、優しさが一

番コンテスト」とかを作れば良いのではないのだろうか?私の

ことでいえば、もしイケメンコンテストが開かれるようなことが

あって男子全員参加ということなら、一次審査までも行かなく

書類だけで落とされるような様子である。しかし、一位にな

ったイケメンはどんな奴か見てみたい。単なる好奇心からだ。

見た目で勝てなくても人間の価値は見た目以外の点にあると

信じているからだが(でないと私のような人間に生きていく

勇気が湧かない)

 今回の慶応のミスコンテストは主催する慶応の学生集団内

で何か事件のようなことが起きたから実施はされないようだ。

祭りの花の一つがなくなってとても残念な気がする。

ミスコンテスト(単に見栄えが良い美人コンテストとして)に

反対する輩こそが見栄えで人間の価値は大きく決まるという

狭い考えの持ち主と思えてならない。
 
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マーク

 皆さんはマークとロゴの違いをご存じだろうか?私もわからなか

ったのでググってみるとおおざっぱにいえば、マークは図形でロゴ

は文字だそうだ。マークもロゴも素晴らしい力を発揮するので、今

はとても重要視されている。近いと思える言葉にエンブレムやシン

ボルと言うのもあるが、ここでは置いておくことにします。皆さん

でググって下さい。

 このマークの力の強さを今十分に感じている。やはりこのマーク

の威力ってすごいんだな、と。どのマークかと言うと、車の初心者

マークのこと。車に乗られる方は全員その力の恩恵を被ったはずだ。

緑は若葉を表し、黄色は注意喚起の意味だそうで、きっと私が今

までに見てきた中で最も絶大なる力を持っているマークだ。

 現在、私が使う車にそのマークが貼られてある。

 理由は就職の内定が決まった長男が私の車を堂々と使ってい

るからだ。就職の内定が決まったら、自動車の免許を取ると決

めていた長男が、9月に鳥取の自動車教習所の合宿に参加し、晴

れて家に戻ってきた。教習所の卒業証書を携えて。帰阪した彼

はさっそく運転免許試験場に向かい、昼過ぎには試験をパスした

とLINEで知らせてきた。これで路上にでるドライバーが一人

増えたことになる。その日から、夜になって妻か私が助手席に乗

せられて彼の実地訓練の助手を勤めている。

 自動車教習の教官の苦労も少しは分かろうというもの。私の

高校時代の友達が途中で自動車教習所を辞めたと昔、私に話し

たことがある。教官の言葉に納得いかなくて、腹を立て、その

教習所をやめたそうだ。当時(約30年前)はそんな話が少なから

ずあった。現在は競争が激しいので厳しい教官も殆どいなくな

ったように思えるが、助手席に乗ると教官の気持ちになる。

毎日、毎日、一日中、生まれたてのヒヨコが歩き出すような運

転をする何人もの教習生の横に乗って、運転を教えるストレス

が、大きく溜まって行ったのだろう。今では想像できるが、習

っている側は、それはそれで一生懸命なので理解できる余裕が

ない。そのストレスが助手席にいる私にかかってくる。

 練習で家に帰って来た際にはジュットコースターを乗り

終えた気分になる。安心というか、終えた安堵感と言うか、完

遂した満足感というか・・・

 私の車に貼られたマークがこの1年間彼を守るだろう。それ

ほどにパワーのあるマークでることを今さらに認識している。

 この若葉のマークの威力がなくなる頃、彼は左胸に新たな

マーク(バッジ)をつけることになる。このマークは会社の一

員としての社会的責任をまとったものだ。会社のマークをリ
ーデイングできるような社会人に一日も早くなってもらいた

いと思う。

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2016年09月02日

秋の響き

台風が過ぎて突然に子どもの声が良く響くように感じる。昨年の

秋の終わりから弊社事務所は堺市の実家の近くに移った。元々は

私が小さいころに住んでいた工場の2階を改装したもので、家か

ら歩いて50Mぐらいの所にある。事務所の隣が保育園だ。この

保育園は歴史が長く、現在の園長先生が3代目だと聞いている。

その保育園の子供の声が、台風が過ぎてからよく聞こえるよう

になった。

 以前から夏が終わるシグナルと言うと、朝夕が突然に涼しく

感じられたとか、蝉の啼き声がいつの間にか聞こえなくなった

とか、人によっていろいろ感じるところがあるだろう。私には、

音や声が良く届くようになった、鮮明にビビッドに聞こえるよ

うになったというのが秋のシグナルの一つだ。

 今年の夏は過去最高に猛暑日が多かったそうだ。温暖化

の影響かと耳慣れたことを言われてもどうなるものでもな

い。人類がもたらしているであろう温暖化に関係なく地球

の周期が暖かくなっている時期なんだ、とかいくつかの意

見があるが、本当のところはよくわからない。わかってい

るのは猛暑日が過去最高に多かったことだ。皆さまお疲れ

様です。

 今年の夏はオリンピックで始まりオリンピックで終わっ

た。日本の各選手も最高のパフオーマンスを出して、多く

の感動をもらった。何よりも陸上の100M×4リレーで銀

メダルを獲得したのは快挙の中の快挙と言っていいのでは

ないか。ちょっとポイントがずれているかもしれないが、

農耕民族が狩猟民族相手に短距離走で秀でるなんてそりゃ、

猛暑日も過去最高になるはだ、なんて一人呟いていたりする。

 まっすぐな感動もありがたかったが、のどにひっかかっ

ていることもある。

 毎年のヒロシマナガサキの慰霊で、首相がスピーチをする

のだが、世界唯一の被爆国としての核被害の惨さのメッセー

ジを伝えているのに、その時間が過ぎればたちまちに世界に

向かって「核先制使用反対」に反対をするのはどういう事な

のだろうか?

 彼のすべて表現、行動、思考、対応その他すべてが虚ろで

表面的で、自分が持つ権力を子供のおもちゃのように扱うこ

とがどうしても引っかかる。想像力と読書(教育)の欠如と

決めつけても仕様のないことだが、時間を経るにしたがい、

障害となるものを生じさせることなく不毛な行方へ進んでい

くように思える。再びの悪夢は要らない。

 今も隣の保育園では音楽に合わせて子供たちが遊戯を行っ

ている。秋の運動会に向けての練習だろうか?若い先生が吹

く笛の音がやたらにこちらに響いてくる。秋が訪れていますね。
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2016年08月05日

学生時代からの夢

 学生時代からの夢がいくつかある。他愛もない夢だ。そのいくつか

は20歳代にこなしてきたがまだ多くが残っている。アメリカ大陸横断、

国際列車の乗車、カリブ海に面した砂浜でビールを飲むとか・・・。

アメリカ大陸横断は学生の卒業旅行で今のバッグパッカーのようなこ

とをしてグレイハウンドバスにはホテル代わりに世話になった。国際

列車は、本当はシベリア鉄道かオリエント急行に乗りたかったのだけ

れど、チャンスがなく、シンガポール発クアラルンプール行の列車に

乗った。カリブ海に面した砂浜はユカタン半島のカンクンで1日だけ

満喫した。残っているのがリオのカーニバルを見る事だ。

 この夢が適うかどうかはまだ時間が残っているのでわからないが、

是非実現してみたい。実際に見てきた友達から話を聞けばその欲望は

高まるばかりだ。

 そのリオで4年に一度のスポーツの祭典が今日開会式を迎える。

 聴いたところによれば南アメリカ大陸で開催される初めてのオリン

ピックだそうだ。南米の大国ではブラジルとアルゼンチンが挙げられ

るが、やはり経済規模ではブラジルが上なのだろう。それに首都は

ブラジリアだが、ここはUSAのワシントンのようなもので、政治

都市であり経済都市ではない。首都で行われないオリンピックの一

つである。

 有体に言えば、開催決定から開催実施までの熱狂のエンディング

が始まるわけだが、そのエンディングがクライマックスと共に終わ

る。治安などの問題が大きく課題として続いているが、戦争のクリ

スマス休戦ではないが、オリンピック平安としてこの期間は平和な

時間となることを願うばかりだ。

 日本の選手の活躍も勿論待ち遠しいが、それ以上に選手の人たち

の競技としての成果が楽しみである。結果としてのメダルも素晴ら

しい。素晴らしいが真に感動を与えるものはメダルまでのプロセス

である。

 今回のリオの祭はテレビを通して十分に満喫できそうだが、実は

もう一つ夢がある。自分が住む国でのオリンピックの開催を迎え

る事である。東京オリンピックは幼すぎて記憶がない。4年後の

東京オリンピックは自身還暦を迎えるが十分に楽しめそうだ。

 学生時代からの夢は果たせたり、まだ課題として残ったり、

色々だ。
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2016年07月04日

赤の思い出

今朝も梅雨はどこかに行って不在。夏の日差しが今日1日を充分に

照り付けてくれそうな予感。夏らしいのは季節なのでそればそれ

でよいが、体調管理の注意が必要。

 夏の真っ赤な太陽ではないが、数日前から我が家のリビングの

本棚には幅5センチメートルぐらいあるだろうか、真っ赤な色を

した本が威厳を放っている。クリエイティブの世界では金赤と言

う色があるが、それは華やかな赤色。本棚にある本の赤はどちら

かといえば鉄分を含んだちょっと恐れ多い感じの赤色だ。その本

棚の前に神妙な顔をして問題集を読み込んでいる高校2年の息子が

いる。高2の息子が最近リビングを占領している。我が家は決し

て広いとは言えないが、子供たちには各自の部屋がある。自分の

部屋に入らずに家族が集まるリビングにいるのだ。今日から1学

期の期末試験らしくその勉強のためにリビングにいるという。私

たちの時代には自分の部屋がなく家族がいるリビングや居間では

勉強ができないと誰かが言っていたのを思い出す。しかし、次代

が変わったというのか、何かの調査で日本の最高学府の最高大学

の学生の意見ではリビングで勉強をしていたという学生が多いら

しいのだ。

 高校生が勉強をするというのは結構なことだが、リビングには

我が家で一番大きなテレビがある。私がテレビをよこで見ている

のを構わずに試験勉強をしている。五月蠅いのに頭に入るのだろ

うかと訝るこちらの都合はもろともせずに鉛筆を動かしている。

その姿を赤い本は認めているようだ。K赤のほんの背表紙には立

派な大学の名前が書いてあるが、高校2年生からこのような受験対

策本を活用するとは。学校の伝達が刺激的なのか、本気でその学校

に入ろうとしているのか、はたまた私なんかがやっていたただ単に

本棚の風格を上げるためなのか・・・

 受験生対策に必要とされる赤本がリビングの本棚に2冊ある。先

ほど述べた幅5センチメートルはあるかと思う赤本と1センチメー

トルほどの赤本。幅の細い赤本は長女が大学対策に使ったらしいも

の。その圧力は天と地ほどの差はある。長女に言わせると願書を大

学に提出した時に大学から送られたというもの。本当?と野暮な確

認もせず、デコレーションとして本棚に挟んである。学生の本棚に

は必需品の大学対策赤本だが、これから大学入学が決定するまで、

高みから受験生を眺めるのだろう。
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2016年07月01日

梅雨の晴れ間

今日は昨日までの梅雨空と一転して晴れ模様。天気予報士によれば

梅雨の中休みという事らしい。中休みは待っていたぞ、とばかりの

気持ちが出てくるから張り切りすぎてしますう。夏真っ盛りの暑さ

はその強さを呆れるぐらいに発揮するのに、中休みは調子に乗って

しまうような危うさがある。ほどほどにしていただかないと夏の盛

りには注意してかからない熱中症に囚われてしまいそうだ。

 EUの離脱を表明したイギリスに対する姿勢が厳しい。こちらは

中休みの調子に乗ってということではないようだ。離脱派の勝利は

多くの知識人や知性派の人々の思惑を超えて、部屋の片隅に存在し

ていた溜まった空気のように存在感を発したが、離脱派は調子に乗

って(ちょっと言い方が悪いかもしれないが)勝利した意思を具体

的プロセスに落とし込めていない。離脱派のリーダーだったブロン

ドの子ダルマは首相になることを拒んでいる。もう一人のリーダー

候補がいるようだが、ジャーナリズムに載る様子を見ると、多くの

人を牽引できる虚勢で造られた迫力と空虚な激しく強い自信が感じ

られない。ブロンドの子ダルマよりはその風貌からスマートと見え

るかもしれないが、口元に卑しさが少し感じられるのは私だけだろ

うか?

 拒否されたEUは自分たちの存在感と面子と沽券の関わりからそ

の離脱を強く英国に求めるだろう。その一方で(裏では)きっと引

き留め工作が進んでいるに違いない。理由はそれが政治だからだろ

う。矛盾しているようだが、それが政治なのだろう。

 英国のEUから離脱表明は、夏真っ盛りの日本におけるゲリラ豪

雨のように大きなニュースにはなるけれど、また被害はゼロには押

さえられないが、基のインフラを大きく崩すようなことはないよう

に願いたい。

 移民により自分たちの生活や権利が脅かされている事実を持って

、歴史の逆行を示唆する意思表示を行い、何千万人もの命を奪った

戦いを許した道を振り返り進んでいくなんてことは、人類の知性が

疑われることになるのではないか・・・なぁ・・・。
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2016年06月30日

梅雨の衝動

ここしばらく、梅雨の梅雨らしい天気が続いている。冬の季節と

夏の季節のぶつかり合いが日本列島の上空で起きているというが、

この戦いなかなか勝負がつかない。勝負がつかないおかげで、地

上には雨が降り続いている。勝負がつかないから大地には雨の恵

みを与え続けるというのも変わった趣向だが、雨空を見るたびに

気持ちは晴れない。南の島では降り続く雨が画家による殺人を引

き起こすこともあったようだが、この溜り溜まりつつある鬱積を

どうにか吐き出すことができたらとは思わないではいられない。

 6月は日本には雨だが、欧州では梅雨と言うものがなく、6月周

辺の季節は欧州では1年で最も気持ちのよい季節だ。(ジューンブ

ライドという言い方が言い表している)その気持ちの良い季節にま

さしく晴天の霹靂という事態が発生した。

 英国がEU離脱の国民投票を行い、離脱派が勝利した。

 欧州の集合は果たしてイギリスなしに営んでいけるのだろうか?

EUはご存じのように2回の大戦の舞台となった欧州で、もう2度と

(2回起きたが)戦争を起こさないという趣旨と意思の下に始まった

集合(つながり)の発展形である。フランスとドイツが強い紐帯を

意図し英国をはじめとした他の国々が支えてきた。元々欧州に戦禍

をもたらさない構想はイギリスの宰相チャーチルが第2次大戦後誰よ

りも早くとなえた概念だ。欧州大陸の有り様は歴史的に常に島国で

あるイギリスにも直接に関係している。

 伝え聞くこところに拠れば高齢者は離脱を支持し、若年層はEU

残留を指示していたという。またそもそも連合王国だったイギリス

の各王国がEU離脱勝利で終わった国民投票に異を唱え、残留の動

きが始まったという。(スコットランドや北アイルランド、リバプ

ールやロンドンも)国民の意思が国の動きを左右するというのは民

主主義の根本である。ただ、「その後」を持たない衝動だけの(移民

に反対という)国民の意思が勝利した時には大きな落とし穴が待ち構

えているに違いない。

 EU離脱の意思がイギリスを一時席巻したが、祭りの後の落ち着き

の中で自分たちはこれからどのようになって行くのか、リーダーは誰

なのか、を充分に考え話し合い、道筋を示してほしいと思うのだ。道筋

が示さなければ再考するというのも重要な選択肢の一つであり、表示後

の新しい判断で修正が有効になるというのも民主主義の大きな力だ。
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2016年04月01日

新年度

今日は曇り。季節風に言えば花曇りと言ったところか。機能の夜遅くか、

明け方なのか雨が降ったのか、車の天井に水の粒が多くあった。その雲

がまだ大阪をおおっているのだろう。

 別れの季節が終わり、出会いの時が始まりましたね。自分にとっては

何が別れで、何が出合いかのかよくわからない年齢になって来たけれど

も。別れといえば、独立以来お付き合いいただいた企業様との契約が終

わり、役目が終わったこと。契約いただいたときには右も左もわからな

いコンサルタントで、診断士資格の知識と広告業界での経験しかない自

分だった。それがなんとかかんとか13年も、紆余曲折はあったけれど、

事業をやれて来れたのは、その企業との契約が出発点だったと言えるか

もしれない。毎月毎月役員会議に出席し、意見を述べ、会社が成長する

方向への標を言及させていただきました。30歳前の若手社員だった人た

ちは40近くの中堅社員になり、会社の屋台骨をさせている。このまま実

力を発揮していってもらいたいと願っています。

出会いといえば、新しい事業で、本当に本当に、言葉の意味での地域密

着の学習塾を始めたことか。先生は私が勤めている。昼のビジネスでは

各企業様の研修やコンサルをメインに夜は学習塾で子供たちの講師を務

める。人を活かすすべをコンサルで学んで、これを子供たちにうまく応

用できれば多くの大学生が講師を務める塾や企業経験がない人々が講師

を務める塾とは多少差別化ができるかもしれないと仮説を立てている。

学習塾のターゲットは自分が卒業した小学校と中学校の卒業生。事業な

のでうまく転んでくれれば良いのだけれど・・・これは一生懸命に頑張

って、天命を待つしかない・・・か。

新年度もありていだけれど必死に頑張っていくしかない。これはずうっ

と変わらない。子供が大学を卒業して就職し、家庭の在り方も少しずつ

変化をしていくけれど、これは新年度を迎えた嬉しい変化として自分の

刺激としていきたい。

皆さまの新年度は如何でしょうか? 今日は花曇りでも明日は晴れます

ように。
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2016年03月02日

56回目

今年一番の寒波が日本列島を覆っています。今朝も大阪の最低気温がマイナス

になるほどです。長崎では49年ぶりに積雪の記録更新だとのこと。寒波は奄美

諸島まで南下しており、沖縄でも本州並みの真冬らしい。やっと冬がやってき

たという感じ。

 新年度になって株価の下落が激しい。原因が原油安や中国経済の減速など色

々と述べられている。それもどれもがきっと正しいのだろうけれど、万事塞翁

が馬などと言って知ったかぶりをしても仕様がないし、先のことは全く分から

ない。いつの時代でもそうだ。

 56回目の年を迎えます。別にこれと言って感慨があるわけじゃない。歳くっ

たなあ、と思うのは何かの書類の年齢欄に数字を書くときだけ。56歳って結構

な年齢だな、と思うのは子供が大きくなってきたから。子供が大きくなってき

たからトコロテンのように押し出されて自分が年を食っていくのか、自分が年

を食っていくからそれに引っ張られて子供が大きくなるのか、意味のないこと

を考えるけれど・・・末の子供は高校生になっているし、娘の友達からは結構

式の招待状が娘に来るし、長男の友達からは就職が決定した連絡があった。同

窓会では‘来年のこの会には参加できない奴が出てくるかもしれない’という

ような締めの言葉で、声高に叫んでいる奴の頭は真っ白だ。その隣の男っぷり

が素晴らしかった陸上部の主将も今では、髪の毛を1本1本大事にしなくてはい

けなくなり、お腹がつっかえて座っている椅子を前に出すことも一苦労なよう

で・・・片や自分は酒がめっきり弱くなっていることを自分にいい気かせなが

らコップの酒をちびりちびりと飲んでいる。

 56回目を迎えてもまだまだまだまだ頑張らないといけないことは明白で、ま

た頑張れる内容を設定できることに感謝をして、自分の未熟で非力を何とかう

まくやり過ごしていくしか生きていく道はないわけです。自分一人では何もで

きないことの理解がようやく、寒波がもたらす憎たらしいくらいにどんよりと

した灰色の冬雲のようにどっかと自分の中に居座っている。いつかこの雲が晴

れて冬の晴天が来るかと期待しているのだが、残念ながらその気配は一向にな

い。仕方なくいつまでも知れず付き合っていくしかないと自分に言い聞かせる

だけ。

 ・・・54回目も過ぎて、55回目も過ぎて、56回目を迎える。ただただ周りに

感謝して体の健康に気遣いながら、足元にこぼしていくものを極力少なくする

ように警戒しながら地平の向こうの春の光を目指すしかない・・か。
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2016年01月04日

あけましておめでとうございます。

 正月3ヶ日が無事終わり、仕事始めの今日4日。今日が仕事始めの

初日。今年は申歳で、元日の我が家のポストにもありがたいことに

沢山の申がやってきました。申と共に書かれている名前やイラスト

を見ながら、懐かしい人や新しい交遊をもつ人々たち、これらの方

々と縁を持たせていただいているのだなと改めて感謝する次第です。

一方で、賀状で消息を欲しかった人から届かなかったのはやはりど

こか淋しく、だんだんと縁が薄れていくような感じがしてしまう。

でも最近は、同窓会やFacebookでまた縁が復活することも

ある。その時の喜びに取っておこうと一人納得してしまう自分がい

るわけです。

 新年を迎えて今年の我が家の変化とすれば、長女が社会人になる

こと、長男がようやく留学の季節(この2年で2か国に留学していた)

を終えて、就職活動に入ること。新事業を始める事。結婚生活が25

年目に入ること。それと次男が高校2年になり、大学受験の準備に

入ること・・・。(高校受験を終えたらすぐに大学受験の準備とは

・・・最近の高校も本当に大学受験の情報を早くから入れるように

なった気がしないでもない)

 新事業を始めることで、大阪で設けていた事務所を引き上げ、堺

の実家の近くに戻ってきた。新しい事務所は元々自分たちが住んで

いた家と工場(会社)で、工場の事務所を改装して新しい事務所にし

た。工場の事務所部分は活用していたのだが、事務所に隣接する住

居だった空間はそのままに手を付けずにいた。中学、高校時分に使

っていた部屋に入ると、天井に貼ったモトクロスのポスターがその

ままあり、ポスターを眺めると、逆にポスターも懐かしくこちらを

見ているようであった。ポスターは元々西日を受けたような色だっ

たが長い時間が押し寄せたのか幾分セピア調となっているような気

がした。そのほかにも当時のままのものが空間のそこかしこにあり、

少しだけ時が戻るデジャブを感じた。

 新事業の内容は教育関係。現在も経営コンサルとして人材育成の

エリアを主としているが、その拡大版といったところか。成功する

かどうかはやって続けて見ないと解らないが、地元の生活圏で事業

をやること。地元にはやはり知り合いが多くて、名前を知ってもら

う人が多いこと。子供たちが大学を終えること等、事業が成功する

追い風となる要素は数多くある。あとは商品を磨き上げていくだけ

である。

 とまあこんな感じで、今年が始まります。この文章を読んでいた

だいた皆さんの今年は如何でしょうか?皆さんにも良い申歳になる

よう衷心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い

いたします。
posted by P.S.コンサルティング at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記